アトピー性皮膚炎では、病変部の角質細胞から生産されたTARC(タルク)がリンパ球を病変部に引き寄せIgEを生産したり、好酸球を活性化してアレルギー症状が出現すると考えられています。

TARC検査によってアトピー性皮膚炎の重症度を正確に把握することができるようになりました。

また、外用剤の種類や強さ(ステロイド剤)を慎重に選ぶためにも、さらにステロイド剤を中止し、
保湿剤に移行する時期を決定するためにもこれからは、TARC検査がとても大事な検査になると思われます。

TARC正常値

小児6~12ヶ月  1367未満
1~2歳 998未満
2歳以上  743未満
成人 450未満
しみの悩みを解決するポイント

アレルギー検査で「カビ」が原因とわかった患者さんへ

(カビは、アトピー性皮膚炎・アレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎・しつこい咳・ゼンソクの原因物質となります。)

【アルテルナリア】【クラドスポリム】

屋内外の主要飛散真菌(カビの胞子や菌糸は室内を常に飛散している)
湿気を好む(好湿性真菌)
・浴室
・結露壁
※チェックポイント
換気不良・湿気・ベッド・カーペット・水漏れ・結露・北側部屋

【アルテルナリア】
浴室でスス状の黒さ陽性だと喘息が重症化しやすい


上記2種とは生育環境が異なる

【アスペルギルス】【ペニシリウム(みかん・もち・パンの緑のカビ)】

やや乾いた環境でも生育可能(好乾性真菌)
空中飛散は少ない
湿気の多い浴室よりもハウスダストの中や畳の上に(やや乾いた環境)生息する。
★★エアコンのフィルターのホコリに多いのがこの2種+クラドスポリウム

【アスペルギルス】
30℃以上で発育しやすい
他の真菌より高温に強い
体温で温まる枕(まくら)周辺に多い


おのおのの真菌には交差抗原性がある。
ダニなどと異なりIgEが高値でなくても値が低くても(弱陽性)要注意!!

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