脳梗塞の危険因子「心房細動」って?
重症になりやすい心臓由来の脳梗塞。
心房細動に注意しましょう。
高血圧、糖尿病、喫煙とならんで、脳卒中の4大危険因子に挙げられるのが不整脈(心房細動)です。
「心房細動」とは、心臓の一部がぶるぶると細かく震えて、心臓が規則正しく動かないという不整脈のひとつ。
心臓からうまく血液が流れなくなって血栓ができてしまい、この血栓が脳や頸の血管に詰まると脳梗塞を引き起こします。
心臓で作られた血栓は大きいことが多く、太い血管を詰まらせるので、命に関わったり、重い後遺症が残る危険性がとても高くなっています。
心房細動に注意しましょう
心房細動は自覚症状のないことも!
脈に不整を感じたら、きちんと検査を受けましょう。
心房細動の患者は国内で100~200万人いると言われていますが、原因も自覚症状も発作の表れ方も一人一人異なり、自分が心房細動だと気付かない場合も多いとみられています。
時々手首で脈に不整がないかチェックしてみましょう。不整脈の場合、それが治療が必要かどうかを判断するには心電図検査が必要です。「脈がおかしいな」と思ったら病院で検査を受けましょう。
心房細動と診断された場合、脳梗塞予防のため、血をサラサラにして血栓ができるのを防ぐ抗凝固療法などが行われます。
●心房細動の主な症状
動機(脈のばらばら感)、息切れ、めまい、疲労感など
ただし、自覚症状がないことも多い!
●心房細動の主な原因
心臓の弁の異常、甲状腺の病気、高血圧、糖尿病、肥満、多量飲酒など
また、加齢とともにリスクが高まります
心房細動に注意しましょう
「脈の日(3月9日)」から1週間は「心房細動週間」です。
(公社)日本脳卒中協会と(特非)日本不整脈学会では、心房細動による脳梗塞を予防するため、「脈の日(3月9日)」から1週間を「心房細動週間」として、2014年から毎年この期間に市民啓発活動などを実施しています。皆さんも身近な人と脈のチェックしたり、心房細動についての知識を深めたりしましょう。
心房細動に注意しましょう

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