たくさんの血液を必要とする脳では、
血管の少しのトラブルが大きなダメージに。
「脳卒中」は、脳の血管にトラブルが起きて、酸素や栄養を運ぶ血液が脳に行き届かなくなったり、出血を起こしたりして脳組織がダメージを受ける病気の総称です。
脳は心臓から送られる血液の約40%もの量を使用しています。そのため、少しのトラブルでも他の臓器より大きなダメージとなってしまい、命の危険や後遺症のおそれが大きいのです。
脳卒中には、下の2つのタイプがありますが、覚えておいてほしいのは、どのタイプでも見た目の症状が似ていること、そして起こったときの対処の仕方も同じだということ。
脳卒中のサインをチェックしましょう。

脳卒中の種類

脳卒中の種類

脳梗塞

血栓(血のかたまり)ができたり、動脈硬化で血管の壁が厚くなったりして血管が詰まり、その先の脳細胞に酸素や栄養が行き届かず、脳組織に障害が生じてしまう。

一過性脳虚血発作(TIA)

「前ぶれ発作」とも呼ばれる。脳の血管が一時的に詰まり、脳梗塞と同じ症状が一時的にあらわれるが、時間が経つと消える。

脳出血

脳の細い血管がもろくなって破れ、脳の中で出血してしまう。以前は「脳溢血(のういっけつ)」とも呼ばれたが、現在は「脳出血」と呼ぶのが一般的。

くも膜下出血

脳の表面を走る血管のコブ(動脈瘤)が破れ、脳とくも膜(脳を包む膜)の隙間に出血してしまう。バットで殴られたような、激しい頭痛を伴うことが多い。


お問合せ・お申し込みは TEL:0284-70-7177までお電話ください。