「おなか」のお話―漆原史彦医師より―
●日本消化器内視鏡学会関東支部の例会で発表しました
少し前の話ですが、今年の7月に日本消化器内視鏡学会関東支部第380回例会に発表に行って参りました。
食道癌に対する化学放射線治療の症例報告で行ってきましたが、喉のつまり感、食べ物が下りて行かない感じがし、実際に体重も減ってしまったため当クリニックを受診され、CTで判明し日赤へ紹介となった方でした。
幸い非常に経過はよく、今も元気に通院されておりますが、些細な症状でも大病が見つかることがあります。
食道癌は喫煙や飲酒がリスクファクターとなり、ブリンクマン指数(一日に吸うタバコの平均本数×喫煙年数)が400を超える方、お酒を飲むとすぐ顔が赤くなってしまうフラッシャーとよばれる方は非常に高riskです。
思い当たる症状や嗜好歴のある方は一度胃カメラを受けたほうが良いかもしれません。
当院でも経鼻内視鏡や細い胃カメラを用意しており、苦痛のない検査を心がけております。
コロナ明けで人前での発表は久しぶりで緊張してしまい、写真も撮り忘れてしまいましたが、日赤の消化器内科、放射線科の先生に手伝ってもらいつつ、無事終えることができ、良い経験となりました。
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