5月31日にクリニックの休診をいただいて、第107回日本消化器内視鏡学会総会に参加してまいりました。
今回は現在所属している獨協医科大学内科学(消化器)講座が主幹だったこともあり、ポスターセッションの司会を担当しておりました。私の担当したセッションでは小児の内視鏡検査や内視鏡検査の新しいトレーニング方法、女性内視鏡医師の働き方改革など、こちらが勉強になるようなテーマがあり興味深いものでした。
また「ピロリ菌陰性時代の内視鏡検診」というシンポジウムを拝聴し、ピロリ菌未感染や除菌後の方でも喫煙や肥満は胃がん発生のリスクとなること、また除菌後胃においてプロトンポンプインヒビター(PPI)という薬が長期に内服されると胃がん発生リスクが上昇するというデータがあり、今後の診療にも非常に参考になる内容でした。
PPIは血液サラサラの薬を飲んでいる方は出血予防に処方されているケースや逆流性食道炎などで長期内服となっているケースも多く、ポリファーマシー(多数内服)時代といわれる現代における内視鏡検査の重要性を感じました。
当院でも多数の薬を内服されている方は内服薬の見直しや定期的な胃カメラなどをお勧めしておりますので、お気軽にご相談ください。
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