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胃カメラや大腸カメラでの鎮静・鎮痛について

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「おなか」のお話―漆原史彦医師より―

●胃カメラや大腸カメラでの鎮静・鎮痛について

当院では苦痛の少ない内視鏡検査を患者様に提供することをモットーとしております。
その一環として、不安やストレスと検査による苦痛や不快感をなるべくやわらげることを目的に患者様の希望に応じ、鎮静剤、鎮痛剤投与を行っております。

鎮静とは、投薬により意識レベルの低下を惹起することです。内視鏡検査時の鎮静とは、処置中の苦痛軽減・精神的不安軽減・安静維持のために行います。投与方法は、注射にて行います。
鎮静剤を注射する事で完全に眠ってしまう方もいますが、『ぼんやりしている』状態とする麻酔であって必ずしも完全に眠る状態になる麻酔ではなく、下記の意識下鎮静に該当します。
なお、事前の問診で腹部手術歴や過去の検査での苦痛が強い場合、鎮痛薬の使用を提案する場合もあります。鎮痛とは意識レベルの低下を来さずに痛みを軽減することで、鎮痛と鎮静はその目的によって使い分けられています。

<鎮静レベルの定義>

  不安除去 意識下鎮静 深い鎮静/鎮痛 全身麻酔
反応 問いかけに正常に反応 問いかけまたは触覚刺激に対して意図して反応できる 繰り返しまたは痛みを伴う刺激に反応できる 疼痛刺激にも反応しない
気道 影響なく正常 処置を必要としない 気道確保が必要なことがある 気道確保が必要
自発呼吸 影響なく正常 適切に維持 障害される 消失する<
心血管機能 影響なく正常 通常維持されている 通常維持されている 障害されうる

日本消化器内視鏡学会 内視鏡Q&Aより

鎮静・鎮痛の注意点

呼びかけに反応する程度(意識下鎮静)の鎮静を目指しますが、血圧が下がってしまったり、呼吸が弱くなることがあります。
そのため当院では検査中、検査後は意識がはっきりするまではモニターリング(看護師による診察、血圧、脈拍、血中酸素飽和度など)します。検査終了後、鎮静剤の拮抗薬(効果を打ち消す薬)を投与し、しばらく休憩室で休んでいただきます。

これらの薬を使用する場合には、薬の効果が完全になくなる翌日まで、自動車やバイク、自転車の運転を控えていただきます。そのため付き添い、送り迎えの方が必要になります。

当院で使用する鎮静、鎮痛薬(※ペチジンは事前予約必要です)

種類 薬剤名 効果 副作用
催眠鎮静薬 ミダゾラム 催眠作用,鎮静作用,抗不安作用,健忘作用,抗痙攣作用,筋弛緩作用 嘔気,嘔吐,呼吸異常(一過性無呼吸,舌根沈下による呼吸抑制),血圧低下,心室性頻拍,アナフィラキシーショックなど
オピオイド(麻薬)性鎮痛薬 ペチジン塩酸塩 中枢性鎮静作用、鎮痛作用 呼吸抑制,喘息発作の誘発,起立性低血圧,頻脈,眠気,めまい,ふらつき,便秘,排尿障害,胆道痙攣,嘔気・嘔吐など
拮抗性鎮痛薬 ペンタゾシン 強力な鎮痛作用 呼吸抑制,血圧上昇,心拍数上昇,嘔気・嘔吐,尿閉,痙攣など

参考文献:内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン(第2版)


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